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オーパ!オーパ! アラスカ至上編・コスタリカ編
2007-06-15 Fri 19:17
久し振りに開口健氏の魚関係の書籍です。
残りあと一冊で一連のシリーズは終わります。
オーパ!オーパ! アラスカ至上編・コスタリカ編
オーパ!オーパ! アラスカ至上編・コスタリカ編
この本を読むと今、アラスカはどうなんだろう?と空想に耽ることがあります。
意味不明の妄想ではありますが、載せられている写真の数々を眺めているとディジャブーの様な本当の記憶の様なそんな錯覚に陥ったりします。
この一連の釣り紀行が書かれた頃は、既に古き良き時代となっています。
キャッチ&リリースという言葉が日本に紹介された頃の紀行文です。
既にこの国では外国コンプレックスから、本質より憧れが優先し、外見上の真似をしたあげく場違いの誤解で自然崩壊を招きかねない状態になりつつあります。
経緯を踏まえ、さまざまな思惑が複雑に折り重なって今の現状があるわけで、単純に規制するのではなく、長期的な展望に立った自然との共存を計っていけないものかと憂慮する次第です。
この本の中にマンサイズ(人と同じ大きさ)のキングサーモンを釣り上げる場面が出て来ます。
大地に横たわる闘いの後のキングサーモンと自分が横たわる所を記念写真として撮ってみたいと憧れています。
ここでは海岸に出れば魚介類が豊富で拾ってくるといった感じだそうです。
毎日が海鮮料理!
憧れの土地です。
極寒の地で他にやることもなく、住民の中には自殺者も多いと…。
どうしてそんな地に憧れるのか、自分でもよく判りません。
決して海の幸だけに憧れているわけではありません。
遠い記憶になんかそこにいたことがあるような気がしているだけです。
漁と猟。
そんな生活だったかと…。
そしてこの書籍の内容も旅行者ではありますが、著者が擬似的な体験をしています。
漁と猟。




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オーパ!オーパ! アラスカ編 カリフォルニア・カナダ編
2007-03-09 Fri 19:20
アラスカ。
アリューシャン列島の北。
ユーコン河の西。
ベーリング海のプリビロフ諸島に点在するセントジョージ島。
オヒョウ(大鮃)(英名 ハリバット)との闘いです。
日本名があるのは北海道近海でも希に捕獲されていたからです。
カレイ一種で最大は3メートル、300キロにもなると。
ダブルベッドサイズ…匹と数えるのではなく頭と呼ぶ。
釣り上げて取り込む時はショットガンで絶ってからでないと危険とされています。

オーパ!オーパ! アラスカ編 カリフォルニア・カナダ編
オーパ!オーパ! アラスカ編 カリフォルニア・カナダ編

「アラスカではキングやシルバーのサーモンを狙うのが定番だとされているが、宿泊施設つきのボンボン釣りをしたいのならそちらへ行け!」
こんな挑発されたら…
「じゃぁなんだ?」
と、言ってしまいそうです。
ま、そんなこんなでオットセイやムースやライチョウに囲まれたアラスカの風景が満載です。

もうひとつはチョウザメ。
これをスポーツフィッシングの対象とされてはいない時代のことです。
チョウザメは鮫ではありませんね。
エラも浮き袋もあります。
古代魚です。
北海道にもいたと記録されています。
ダイアモンド・エッグ(キャビア)に狂喜乱舞する人間の乱獲による激減だそうです。
これも料理してますが、変な脂臭が抜けず美味くはないと…。
「オーパ!」と「オーパ!オーパ!」の出版の狭間に「もっと遠く!」「もっと広く!」という南北アメリカ大陸縦断の釣行記があります。
「オーパ!オーパ!」のシリーズで全ての釣行記から筆を置くと宣言し企画されたものです。
一流のカメラマンとシェフを連れての釣行記は読み応えがあります。




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もっと広く! 下 南北両アメリカ大陸縦断記 南米編
2007-01-10 Wed 19:31
開高健氏の南北両アメリカ大陸縦断記のシリーズの最後です。
アラスカの北端からチリとアルゼンチンの双方が領土とするフエゴ島まで52,340キロ。
釣行し、食を満喫し、生き様を写し、文章にした旅行記は南米の緩やかな時間の流れと共に終演します。
魚や釣りの話よりも貧しくとも底抜けに明るい人々の生活を闊達な表現で伝えてくれます。
読みながら、インディオの血を引く人々がみせる微かな表情に親近感があるのは何故だろう?と思います。
遠い縄文の時代の香りがします。
釣具屋に飾ってあるドラドの頭部の剥製は見事です。
もっと広く! 下 南北両アメリカ大陸縦断記 南米編
もっと広く! 下 南北両アメリカ大陸縦断記 南米編
表紙の魚はパジャラ。
牙!
ブラジル語でペーシュ・カショーロ「犬の魚」。
迫力ある自然の魚達と戯れてみたい…。





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もっと広く! 上 南北両アメリカ大陸縦断記 南米編
2006-12-26 Tue 19:36
南北両アメリカ大陸縦断記の南米編(上)のお話です。
開高健氏の釣行記ですが、写真家もコックも連れての大名釣り…羨ましい限り。
この本の中で「パクー」(現地名 カチャマ)という魚が出て来ます。
鈎で釣るした写真が載っています。デカイ!
大きな口なので小魚も呑み込む事もあるらしいのですが、基本的に草食で堅い木の実などをバリバリと食べるそうです。
この魚肉が淡泊な豚肉のようで大変美味だと紹介されています。
更にパヴォン(ピーコックバス)の塩焼き…。
石で囲った竈に串刺しにしてじっくり焼いて食べてます。
南米のインディオ達の時間がまったりと過ぎていく風景を匠の写真と文章が誘ってくれます。
もっと広く! 上 南北両アメリカ大陸縦断記 南米編
もっと広く! 上 南北両アメリカ大陸縦断記 南米編
この辺りでは河のナマズが重要なタンパク源なんですね。
イグアナやオウムやクッピンや…写真を見るだけでも楽しめます。
南米も行きたい…。

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もっと遠く!南北両アメリカ大陸縦断記 北米編 下
2006-11-30 Thu 18:05
オタワに行きたい…。
マスキーと闘いたい…。
私が開高健の釣りの紀行文で一番、心を動かされたのが「 第八章 奇蹟の人」でした。
マスケランジ(Muskellunge)通称マスキー(Musky)です。
ノーザンパイクと同様、肉食で姿形もそっくりです。
但し、パイク類の様に滅多矢鱈とルアーには食いつかず、釣り難い…。
気まぐれ、強い警戒心、残酷、暢気、お天気屋。
徹底的な抵抗者、激しい闘争家、奇を突く戦略家…。
メーター級のマスキーが釣れるのは奇蹟と言われています。
オタワ市の中心部を流れるリドゥ川でマスキーを釣り上げた時の章は今も
読み返す度に心踊ります。
もっと遠く!南北両アメリカ大陸縦断記 北米編 下
もっと遠く!南北両アメリカ大陸縦断記 北米編 下
フィッシュと言わずアニマルと呼ばれ、釣ると言わないで狩ると呼ばれる魚…。
じっくりと狙える時間を手にしたいものです。

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もっと遠く!南北両アメリカ大陸縦断記 北米編 上
2006-11-08 Wed 18:39
開高健氏の釣行記シリーズです。
「オーパ!」の後に企画されました。
南北両アメリカ大陸縦断をしながらの釣行記です。
あぁ、溜息が出るほど羨ましい企画です。
かつてベトナムで生死を共にしたカメラマン秋元啓一氏はこの時既に他界されています。
写真は水村孝氏が担当しています。

この紀行はアンカレッジから始まります。
何と言ってもレッドサーモンのルアーを咥えた水中写真が圧巻です。
かつてユーラシア大陸と陸続きでモンゴル族が獲物を追って渡ってきたという大陸はインディアンの生活の知恵と小話で満ちています。

オレゴン州コロンビア河の支流でサッカーという魚が釣れています。
おしゃぶりやとも言われ、髭があり下向きの口で岩の表面や砂底をもぐもぐとやるニゴイのような魚です。
エンツユイもサッカー種だったかと…。
琵琶湖博物館で日本がアジア大陸の一部から分かれた時、大陸にいた生物が封鎖されたことにより日本固有種も産まれたとの研究結果がありました。
エンツユイ系の魚がアメリカ大陸にいるのもその流れなんでしょうね。
特に淡水系の魚は陸封型が多いので…。
遥か古代に思いを馳せるのもいいかと思います。

 もっと遠く! 上 南北両アメリカ大陸縦断記 北米編
もっと遠く! 南北両アメリカ大陸縦断記 北米編 (上)

遥かなる大陸は今も豊穣なんでしょうか?
インディアンの岩壁画の人物を表した図案が妙に懐かしさをそそります。
こんな所で魚と戯れたいな…。

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ドジョウ養殖の最新技術
2006-11-04 Sat 19:00
以前、魚のぞき-uonozoki-のZaccoさんよりご紹介戴いた鈴木亮著「ドジョウ養殖のコツ」を手に入れようと検索を重ねたのですが、既に入手不可ばかりでした。
有名処のサイトは隈無く、かなりタイトな古書サイトも当たってみたのですが今の所、情報はありません。
唯一、「出版社問い合わせ」と表示されたのが、セブン アンド ワイで、この鈴木亮著「ドジョウ養殖の最新技術」という書籍でした。
「養殖」…うぅぅ、そんな…なんか…ま、それでも…。
「養殖」の二文字にちょっと引き気味でしたが、著者が同じで求めている情報もあるかも知れないと発注してみました。
セブン アンド ワイ はセンブンイレブンの店舗で商品を受け取れば送料が掛かりません。(リンクを張ってありますがアフェリエイトではありませんのでご安心を…)
果たして出版社から在庫有りとの返事があり指定店へ発送したとの連絡がありました。
おぉ~、凄い!
発注から2週間程掛かりましたが、こんなレアな本が送料無料で手に入る事自体が驚きです。
目的無く本屋や古本屋をハシゴするのは楽しみのひとつなのですが、目的を持って稀少な本を探すと逆に疲れてしまう…ムキになるからな…(涙)
見つけた時の喜びはひとしおですが…。
何でも便利が良いとは更々思ってもいませんが、今回はネット社会の恩恵です。

ドジョウ養殖の最新技術
養殖…養殖…養殖…

「ドジョウ養殖の最新技術」
期待に違わぬ内容の濃い書籍でした。
最新技術…な、な、なんと昭和48年の最新技術です。
でも、おそらくこれは今も根底に引き継がれていると思います。
著者の鈴木亮氏は理学博士で水産庁にも勤められた方です。
農家の副業に淡水で利益の上がる魚種としてドジョウ養殖を研究された様です。
養殖魚は鰻、鯉、虹鱒、鮎が大勢を占めますが、泥鰌は季節によっての時価が高値になり、手間と投資はほぼ変わらないので、利益率は他魚種より高いという資料が載っていました。
農家の副業としてドジョウ養殖の背景が想像できます。
ただ、現在は如何に土地当たりの収穫高を上げるかを主眼に置いた稲作が展開されています。
U字溝が整備されたのも利水の効率を上げる為です。
それ故、自然状態でのドジョウは生存環境が破壊され激減しています
どこかでドジョウ養殖を副業でやられている農家もあるのでしょうが、こういった技術が埋もれてしまうとしたら由々しきことで残念です。
もっとも私は趣味と思いつきで全くの無知な為、情報収集をしているに過ぎません。
この書籍はドジョウに焦点を当てています。
現在、取り掛かっているシマドジョウの情報は極小ですが、関連を探りながらいろいろ試すには貴重な参考資料です。
ドジョウの成熟は最低2年掛かるようです。
来年、この延長でドジョウの繁殖も手掛けてみようかと思っています。


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オーパ!
2006-10-18 Wed 19:30
「オーパ!」とはブラジル語で驚きや感嘆を顕す言葉だそうです。
Blogを始めて100日経ちました。
記事数が100件(+1)になりました。
これまでお読み下さった皆様に感謝いたします。
また、コメントを頂いて本当にありがたく思っています。
これからも、お気楽に思い付いたことを書いていきます。
今後とも宜しくお願いいたします。

「オーパ!」は開高健氏の書籍の題名でもあります。
個人的に大好きな作家です。
釣りや世界中の魚達について強く影響を受けた書籍でもあります。
偶然ではありますが、100件目の記事にこの書籍を紹介できて嬉しいく思います。
「オーパ!」も釣りの紀行文です。
写真は高橋昇氏が担当しています。
篠山紀信門下の方ですが、この書籍の写真の後、師から「これからは高橋昇を弟子とは思わない。ライバルとみなす」と言わしめた写真家です。
迫力在る画像が豊穣な語彙の文体を際だたせています。

オーパ!
「オーパ!」
この本には「オーパ!オーパ!」という取材先の異なった続編が3冊あります。
それぞれに内容が濃いので個別に紹介することにしました。
今回の「オーパ!」の取材先はブラジルのアマゾンです。
表紙の画像はピラーニャ(ピラニア)です。
川底に密かに棲んでいたナマズがルアーに惹かれ、ついにかぶりついて引き上げられるその瞬間にピラーニャが体を半分引き千切っていきます。
ピラーニャの瞬間的完璧な仕事…。

この書籍でピラルクー(ピラルク)を始めて知りました。
1億年間、姿形を変えずに生き延びた進化上の奇跡とも言われているそうです。
古代魚ですね。
最大で体長5メートル、体重200キロ(鱗のある)淡水魚最大の魚です。
鱗は鈎が磨げるほど固く、舌は棘があって下ろし金になる…。
肉は淡泊でたいそう美味だと…。
それ故、漁師の獲物です。
現地では釣りはなく、生活のための漁です。
あぁ、ピラルクーの鱗が欲しい!宝物にするから…。
赤い縞模様が美しく綺麗な巨体をしています。

黄金色のドラド。
アルゼンチンでは「パラナ河の虎」ブラジルでは「河の虎(ティーグレ・デ・リオ)」と呼ばれています。
サケそっくりではありますが、鋭い歯があります。
美しく黄金に輝く魚体からは想像を絶する闘争心の持ち主で釣り師なら一度は闘え!と
…そそられます。

現在のアマゾンがこの時代の状態を維持されているかは解りません。
それでも遥かに豊かなこの川の魅力を溜息をつきながら読み返しています。

 


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フィッシュ・オン
2006-10-13 Fri 19:53
魚や釣りに関する開高健著作紹介の二つ目です。
伝説のカメラマン秋元啓一の写真と共に諸外国を釣り歩き語られています。
二人はベトナム戦争の最前線取材で(200人中17名のみ生還)生死の境を共にしています。
「フィッシュ・オン」では釣りをしながら諸外国を廻っていますが、同時にビアフラ戦争やアラブ、イスラエル戦争の現地取材も兼ねていた様です。
但し、書籍には一切、戦争取材の章はなく、ひたすら雄大な自然の中で釣りを接点とした魚との闘いを写真付きで書いてあります。

フィッシュ・オン

今、この本を読み返すと溜息が出ます。
今もこの豊かな状態が残っているのだろうか…と。
私がパイクという魚を知ったのはこの本でした。
それもスウェーデンのAbu社のゲストハウスで釣った70センチを超える優雅なパイクの話はその画像と共に衝撃的でした。
Abu社ですよ!Abu Garcia社!
…って、なに興奮してるかって…マニアには溜まらない歴史あるリールメーカなんです。
私もAbu Garcia Ambassader 6500CS rocket 持ってます。
雷魚釣りに使ってました。
もう10年以上前ですが…。

Ambassader 6500CS rocket

アラスカに行きたい!
キングサーモンに逢いたい!
1970年代の話なのですが、既に自然保護への取り組みが為されています。
ルアーのフックは1本。
錘(おもり)は鈎(フック)の直前、直後に付けてはいけない。
生き餌を使うときは必ず殺してからでないといけない。
魚種に拠るがキングサーモンなら66センチ以上の魚は二本まで、それ以下は十匹。
等々…。
人が住む環境より自然をそのままにしておく規則が羅列してあります。
行ってみたい…。
住んでもいいよ…。

西ドイツのトラウト。
タイの1メートル70センチの鯉。
内容を紹介しても仕方ないけど現地の生の話が作家の豊富な語彙で臨場感を持って伝わってきます。

 



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悠々として急げ!
2006-10-09 Mon 13:09
開高健という作家がいました。
壽屋(サントリー)のウィスキー トリスのキャッチコピー「人間らしくやりたいナ」は有名です。
「裸の王様」で芥川賞を受賞しています。
「日本三文オペラ」「 ロビンソンの末裔」「 片隅の迷路」から絶筆となった「珠玉」まで殆ど読み漁りました。
豊穣な知識と語彙から産み出された乾いた文体は今でも斬新さを醸し出しています。
小説を深めた文体にするには事実をありのままに記述するルポルタージュを学ぶことだと朝日新聞社臨時特派員としてベトナム戦争に従軍し現地で取材しています。
総勢200名のアメリカ軍兵士の中で生還したのは17名という凄まじい実戦体験の中でルポルタージュを残しています。
「ベトナム戦記」「輝ける闇」「夏の闇」のタイトルで出版されています。
食通としても知られ、博識から修飾される文体は豪快で気取らず味覚の感性は一番的を射ったものです。特異な物を有り難がったり、著名なだけで評価している物とは一線を画しています。
開高健のルポルタージュのもうひとつの秀逸は釣りや魚に関する書籍です。
ご存じの方も多いかと思います。

私は社会人になって本格的に釣りを始めました。
特に黒鯛釣りに夢中になりました。
残念なことに様々な事情が重なっていつしか随分と遠のいていました。
ふとした切っ掛けから変貌した田圃に唖然とし、数十年振りに素堀の水路でドジョウやメダカと戯れ、自宅の水槽に持ち込んで眺めていて、かつて夢中で読み漁った開高健の釣りや魚に関する書籍を思い出しました。
既に時代は随分違いますが、印象に残る魚達の風景を再度、読み返してどうしても紹介したくなり記事にすることにしました。

私の釣魚大全
私の釣魚大全

最初にご紹介するのは「私の釣魚大全」。
ベトナムから帰還し「輝ける闇」を出版後に月刊「旅」に連載されていた物を加筆して本にした物です。開高健が釣りを始めた頃の話だと記憶しています。
この本は諸外国での記事も載っていますが、日本の釣り師達のルポルタージュと筆者の体験記が豊富で日本淡水魚好きには特にお勧めの書籍です。

「まずミミズを釣ること」
東京神田にある「日本一の餌問屋」の老人が釣り餌のゴカイの減少を憂いて疑似餌を作り、名前を「ロッカイ」と付けたのだけど全然売れないとか…。
ミミズを養殖で一儲けしようとしても脱走してできないとか…。
そんな話から始まります。
「コイとりまぁしゃん、コイをとること」
コイ捕り名人のまぁしゃんが素手で九州の筑後川のコイを捕る話…。
一家の隠居で遊び人のまぁしゃん流の儀式と礼節がある…。
「タナゴはルーペで釣るものであること」
タナゴ釣りは江戸時代の元禄の頃の殿様のお遊びだったそうで明治、大正と続き昭和期には釣り針を作成するのに顕微鏡的技術を有すると…。
なんせ1センチ足らずの魚の口に合わせをして釣り上げるのだから殆ど狂気と風流が背中合わせの世界…。

まぁ、こんな調子で題名だけでも引き込まれてしまう面白さがあります。
時は昭和で書かれたのは高度成長期。
それでも、日本にはこんな風景と業師が己の技術を究め奔放に暮らしていたのだと感慨深いです。
この本の中に開高健が座右の書としている書籍が出て来ます。
アイザック・ウォルトンの「釣魚大全」。

釣魚大全 アイザック・ウォルトン
アイザック・ウォルトンの釣魚大全

釣り師のバイブルと開高健は絶賛しています。
1653年にロンドンで刊行されています。
350年前…。
まだ釣りが理解されていない頃のイギリスで釣りについての書籍を発刊した事に大なる事績があると思います。
何分、時代が古く、科学的な当時の誤解、誤植がそのままになっています。
昆虫は土から自然に湧き出る…みたいな…。
旧来延々と日本人は魚と共に生活の歴史と文化を持っており、趣向が理解しづらい部分もあります。
それでも全世界で読み継がれているのは普遍の釣り好きの真髄を併せ持って語っているからだと思います。
この本は日本版として再版した時に魚の図解も描き直しており、文体も柔らかなので読み易いです。

今回は開高健の第一冊目…。
魚の生態はフィールドで観察するのが一番良いと考えていますが、いつも行けるだけの時間やお金の余裕はなし。
幅広く、様々な情報を得るにはインターネットの活用は欠かせませんが、求めている物だけを追いかけるあまり、狭隘な分野やカテゴリーに拘りがちです。

使い分けによる書籍などからの情報時間経過も遡って広範に深く分け入ってみるのも幅を広げるのには良いかと思っています。

私の釣魚大全 私の釣魚大全
開高 健 (1978/01)
文藝春秋
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※書籍の紹介の為にAmazon.co.jpのアソシエイト・セントラルを使うことにしました。
※アフェリエイト?あれば嬉しいけど…。


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